ピロリ菌検査｜内視鏡専門医・指導医のいる「わたなべ内科クリニック」

ピロリ菌（ヘリコバクター・ピロリ菌）は胃の粘膜にすみつく細菌で、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには胃がんの原因になることがあります。
一度感染すると自然に消えることはほとんどなく、除菌治療が必要です。

ピロリ菌の検査には、内視鏡を用いた検査と内視鏡を用いない検査があります。

内視鏡で胃粘膜の一部を採取し、組織鏡検法や培養検査、迅速ウレアーゼ試験で菌の有無を調べます。

血液抗体検査	採血にて、血液中の抗体を測定します。
便中抗原検査	便中の抗原を測定し感染や炎症を確認する検査です。

原則として、2種類の抗菌薬と胃酸を抑える薬を1週間内服します（一次除菌）。
約2ヶ月後にピロリ菌の検査を行い、除菌ができたかどうかをチェックします。
除菌ができなかった場合は、内服薬を変更し二次除菌を行います。
※除菌治療中は、除菌治療の成功率を上げるために喫煙・飲酒を控えることをおすすめします。

除菌後も胃がんリスクはゼロにならないため、年1回程度の胃カメラ検査を継続することが推奨されます。

当院では、症状のある方はもちろん、健診で異常を指摘された方やご家族に胃がんの既往がある方にも、早期発見・早期治療を目的としたピロリ菌検査を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。

柳川市の「わたなべ内科クリニック」